自治体名 | 奈良県 香芝市 |
自治体規模 | 人口5万人~10万人以下 |
契約期間 | 2024(令和6)年度 |
■案件の内容
○前期基本計画が令和6年度に最終年度を迎えることから、前期基本計画の評価や市民の意向、社会情勢の変化、令和6年度に就任した新市長の公約をふまえた中期基本計画を策定。
○第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を改定した「第三期香芝市創生総合戦略」も総合計画に統合する形で策定。
■工夫した点
○EBPM(根拠に基づく政策立案)を重視し、EBPMの基礎知識やロジックモデルに関する2度の職員研修を提案し、実施した。
○市民アンケートと中学生アンケートは、年代による考えの違いを比較するため、共通となる設問を取り入れることを提案し、採用された。
○総合戦略では、Well-Being(幸福感)の考え方を取り入れ、横断的目標への採用や、成果指標への採用を提案した。
■担当した成果
○各施策のページについて、「私たちのまちの目指す姿」と「成果指標」、「実施する主な事業」と「活動指標」という対応関係が明確となるようなレイアウトに刷新することができた。
○総合戦略では石破政権誕生による新たに発表された地方創生の考え方(関係人口、市内企業の生産性向上)を踏まえた基本目標の設定を行えたほか、成果指標には、まちづくりの共通の指標であるWell-Being指標を採用することができた。
○市民が直感的に回答しやすいようにこだわった設問文や、選択肢の配置、お礼状送付等の提案により、市民アンケートの回収率が前期と比べ、約6ポイントアップした。
○市民アンケートで「市民ができること、主体的に担うべきこと」をたずねることを提案し、得られた回答を施策内で「生活の中でみんなが取り組むべきこと」として設定した。これにより、住民主体のまちづくりに向けた素地を作ることができた。
○2度の職員研修に加え、各課ヒアリングによるロジックモデル作成の支援や指標選定の支援を実施することで、庁内にEBPMを浸透させることができた。