総合評価落札方式における技術提案の「原案」を文章構成、文章内容、ビジュアル表現の３つの切り口から総合的にブラッシュアップ。
| クライアントの業種 | ゼネコン |
| クライアントの規模 | 従業員規模 1,000〜1,500人（会社単体） |
| 当社による支援業務 | 技術提案における応募支援 |
■クライアントの課題
毎年何件もの土木工事案件の入札に参加しているが、技術的な内容を審査員に論理的かつわかり易くアピールできるように記述することが求められている。しかしながら、限られた応募期間、限られた紙面に、技術・ノウハウを盛り込もうとすると、技術的内容を平易な文章でコンパクトにまとめるのが不得意であること。過去の提案のイイトコ取リをするが“書きぶり”が揃わず寄せ集め感がでてしまうこと。ビジュアル表現で施工用の図面やメーカー提供の技術写真等を入れているがインパクトが不足するなどの課題が見られた。
■選定に向けての戦略及び施策
以下①～⑦をトータルにきめ細かく実施することで、審査員にとって“わかり易く”かつ“腹に落ちる”技術提案にブラッシュアップした。①提出期限や社内での検討会日程等を踏まえた作業スケジュールの作成、②技術提案のブラッシュアップに必要な資料・情報の提出依頼（※「提案」技術での施工写真はあるが、「標準案」での施工写真がない等）、③技術内容の咀嚼と正確性を損なわない範囲での省略及び平易な表現への書き換え、④各課題における提案に割く紙面ボリュームの調整（＝ページネーション）及び提案順序に関するアドバイス、⑤提案効果の具体化、長文の箇条書き化、強調部分の表現の工夫、複数課題に対する各提案の“書きぶり調整”、⑥図面表現の３D化及び図表中の文字情報の整理・削減、⑦本文と挿入図表の平仄合わせ（＝本文と図表の関係を整理・提案）。
■成果
落札率が低く悩んでいた中堅ゼネコンで上記施策を実施した結果、技術提案部分で高得点を獲得し工事を受注した。